ちゃんとシャンプーしているはずなのに、頭皮が臭い!ということはありませんか?
上記のような現象を、「これが加齢臭ってやつか〜」なんて納得して、諦めている方も多いかもしれません。
でも、頭皮が臭いのには明確な原因があるんです!
脂漏性皮膚炎とは、フケ、かゆみを伴う頭皮の炎症です。
頭皮にカビが繁殖して炎症を起こすことを指します。
洗浄力の強いシャンプーを使うと、皮脂を落としすぎてしまいます。
必要な皮脂も落としてしまうことで過剰分泌が起こり、脂漏性皮膚炎になってしまうのです。
また、すすぎが足りないせいで洗浄成分が頭皮に残り、それが原因で炎症を起こすことも…。
どちらの場合も、毛穴に詰まった皮脂が酸化することでニオイが発生するので、洗浄力の強いシャンプーは使わないこと、すすぎをしっかり行うことを心がけましょう。
汗というものは本来、ニオイがしないってご存知でしたか?
汗が皮膚の表面で皮脂や汚れと合わさることで「汗くさい」ニオイが生まれます。
普段お肉ばかり食べていると、胃腸の機能が低下し、皮脂の脂肪分が増えてしまうため嫌なニオイが発生します。
アンモニア臭がする場合は肝機能が低下している証拠!
腐敗臭がする場合は、胃腸の働きが弱く消化しきれなかったものが腸内で腐敗している可能性があるようです。
頭皮だけでなく、他の部分も臭う…という方は、バランスのよい食事を心がけ、抗酸化ビタミン(ビタミンC、Eなど)を意識的に取り入れてみましょう。
頭皮が臭いのは「加齢臭」ではなく「ミドル脂臭」かもしれません!
男女問わず、中年をすぎると出てきてしまう加齢臭ですが、こちらはノネナールという成分が強い「ロウソクやチーズ、古本のような体臭」と言われています。
一方「ミドル脂臭」は加齢臭とは違い、ジアセチルという成分が原因で、「脂っぽい汗のニオイ」「使い古した油のようなニオイ」が強く、中年男性特有のニオイであるとされています。
女性でこのようなニオイがする場合、ホルモンバランスが乱れている可能性があるため、生活リズムや食生活を見直してみましょう。
加齢臭は身体の部位を問わず発生するのに対し、ミドル脂臭は頭皮など、皮脂の多い部分で発生するため、指摘されるまで気づかないことも多いようです。
ジアセチルが発生するのは菌と皮脂のせいだと言われているため、しっかり菌や皮脂を落とせるようなシャンプー選びと、正しい洗髪方法が大切です。
下記の4点をしっかり守れば、正しいシャンプーができます!
3でシャンプー剤を使う工程ばかり重要視しがちですが、一番大切なのは2の予洗い。
この時点で頭皮の汚れをすべて落とすようなイメージで、しっかり行いましょう。
ぬるま湯を使うことで頭皮の乾燥を防ぐほか、予洗いの時点で皮脂やホコリを落とすことで、シャンプーの泡立ちが良くなります!
また、シャンプー剤は直に頭皮につけてしまうと、すすぎで洗い落とせない可能性もあります。
必ず手で泡立ててから使うようにしましょう。
少し面倒かもしれませんが、頭皮が臭い人や薄毛に悩んでいる人の多くは、上記のことができていないか、ひとつひとつの工程が短すぎる場合が多いようです。
毎日やることだからこそ、丁寧に行いましょう。
実は、シャンプーを使わなくても「予洗い」の工程をしっかり行えば、頭皮が臭くならない程度の皮脂は落とせるようです。
そのため、思い切ってシャンプーをやめてみるのも1つの手かもしれません!
シャンプーをやめる代わりに「塩シャンプー」「酢リンス」を行うことで頭皮を殺菌する方法もあります。
シャンプーなしで頭皮のニオイをなくすには、体質の改善が必要になるため、少しずつシャンプーの回数を減らしてみたり、生活習慣を見直してみることを心がけましょう。
体質は人それぞれ違うものですから、やはり一番大切なのは自分に合うシャンプーを見つけることです。
頭皮のニオイが気になる方は、よく泡立つ、洗浄力が強いものを選びがちです。
しかし、先述したとおりほとんどの汚れは予洗いで落とせます。
皮脂を落とすことやニオイを無くすことばかり考えるのでなく、
…など、しっかり見極めてから自分にピッタリのシャンプーを選びましょう。
頭皮のニオイに悩んでいる人の多くは、同時に薄毛にも悩んでいることが多いのでは?
実際、頭皮のニオイと薄毛はどちらも「皮脂」が原因となることが多く、薄毛へのアプローチが頭皮のニオイに効く場合もあります。
ニオイ対策と同時に、育毛剤を利用して頭皮のトラブルを解消してみませんか?