「高校生なのにもうハゲてきてる…」という方のほとんどは、父親やおじいちゃんも薄毛に悩んでいるのではないでしょうか?
よく知られている通り、「AGA(若ハゲのこと)」は男性ホルモンにより髪の毛の成長が阻害されるため、親からの遺伝が大きく影響します。
遺伝子を変えることはできません。
ですが育毛剤を使用したり、生活習慣を変えたりすれば、髪の毛を強くしたり、髪が抜けにくい頭皮にすることはできます。
10円ハゲから広範囲の薄毛まで、若いのにハゲてしまっているという方は、ストレスが溜まっていたり、生活習慣が乱れていませんか?
思春期はホルモンバランスが乱れやすく、男も女も不安定になりがち。
ちょっとしたストレスでホルモンバランスが乱れ、薄毛になることもあります。
つまり、受験勉強でストレスが溜まっていたり、部活やバイトの帰りにジャンクフードを食べていたり…生活習慣の乱れが薄毛に繋がっているのです。
また、勉強や部活で疲れているからといって風呂に入らず寝ることは、薄毛やニキビの原因になります。
ジャンクフードや肉ばかり食べず、バランスの良い食事を心がけ、いつも身体を清潔にしてよく睡眠をとるようにしてください。
また、大学受験を控えていても息抜きは必要です。
新しいキャンバスライフをフサフサで迎えるために、正しい生活習慣を心がけましょう。
おしゃれのために若いうちから髪をブリーチしたり、カラフルな色に染めてみたり…。
ワックスやヘアスプレーで髪をセットすることも多いと思います。
高校生とはいえ、若い頭皮はまだ敏感でデリケートなため、髪を染めることやワックスで髪型を整えることは、頭皮の炎症に繋がります。
また、ワックスやヘアスプレーはしっかり洗わないと落ちにくいので、毛穴につまりやすく、薄毛の原因と直結しています。
カラーリングやヘアワックスで頭皮を傷めたあとは、しっかり頭皮ケアをしなければいけません。
正しいケアを毎日行えるかどうかまで考えてから、髪を染めたりワックスを使ったりしましょうね。
抜毛症は精神疾患で、リストカットなどと同じく自傷行為のひとつです。
まだ原因は解明されていないようですが、ストレスが溜まると無意識に抜いてしまう、毛根が抜ける感覚が楽しくてやめられないという方も多いかもしれません。
特に思春期の女子に多く、誰にも言えずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
抜毛症・抜毛癖による薄毛は、育毛剤では治りません。
育毛剤は髪の毛を生やす、抜けにくくすることが目的です。
抜毛症の場合は自然に抜けてしまうのではなく、自ら毛を抜いてしまっているため効果がありません。
強く意識して抜いてしまうことをやめたり、病院で治療を受け、抜毛症を治したあとであれば育毛剤の効果はあるでしょう。
AGA(薄毛)治療に使われるミノキシジルは、厚生労働省に認められた医薬品です。
血管を拡張し、頭皮まで栄養を行き渡らせる効果があり、それが発毛に効果があるために使われます。
また、フィナステリド(プロペシア)も男性ホルモンに働きかけて発毛を促す医薬品です。
どちらの成分も発毛に効果があると言われていますが、副作用も多い強い成分です。
まだ身体が未成熟な高校生に使うのはリスクが大きいため、未成年への使用は控えたほうがよいとされています。
副作用が大きいとはいえ、保護者の同意(または同伴)があれば治療ができるという病院もあります。
どちらにせよ多額の治療費が必要になるため、まずは保護者の方に相談したほうがよいでしょう。
保護者にもバレたくない、副作用が怖い、そんなお金はない…という方は、医薬部外品の育毛剤を検討してみてはどうでしょうか?
育毛剤の多くは、副作用のあるミノキシジルやフィナステリドを使っていない医薬部外品で、病院でのAGA治療と比べると安く手に入ります。
しかし、病院での治療よりは安いとはいえ、育毛剤1本(約1ヶ月分)あたり6,000円前後してしまうため、学生には買いづらいかもしれません。
一人で悩まず、まずは保護者や、成人している兄弟に相談してみることをオススメします。
遺伝で薄毛に悩んでいるという方は、家族と一緒に使うのもオススメですよ。
育毛剤は、病院での治療に比べると格安ではありますが、高校生にとって決して安い買い物ではありません。
できるだけ家族に相談し、了承を得てから購入するようにしましょう。
また、若いうちであれば生活習慣を変えたり、シャンプーの仕方を変えたりすることで改善することもあります。
あまり悩まずに、できることから始めるとよいでしょう。