「赤ちゃんを生むと髪の毛が抜ける、というのはなんとなく知ってるけど、どれくらい抜けるの?」という方も多いのでは。
この記事では、産後脱毛の量や期間、抜け毛の改善方法も教えちゃいますよ!
妊娠中の女性は女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が高い状態になり、髪の毛は濃く、ツヤがあり、抜けにくいと言われています。
しかし出産を終えると、その女性ホルモンが一気に減少し、髪が抜け落ちてしまうのです。
そのほかにも、出産後は赤ちゃん中心の生活になり、ストレスや睡眠不足になりやすい環境でもあります。
また、お母さんの身体で作った栄養は、赤ちゃんへ母乳として送ることになるため、髪への栄養の優先度が低くなってしまうことも原因なんです。
2人目以降の経産婦や、高齢出産だと抜け毛がもっとひどくなる、とも言われていますが、基本的に産後脱毛は誰にでも起こり得ることです。
通常の場合、人間は毎日平均50〜100本ほど髪が抜けますが、産後では200〜300本もの抜け毛があると言われています。
女性はロングヘアの方が多いため、幸いなことに周りからは気づかれない場合がほとんどですが、ヘアスタイルによっては地肌が目立つこともあるみたい…。
産後の抜け毛に気づくタイミングは人それぞれで、排水口に詰まった毛の量や、抜け落ちた髪の毛が床に散らばることで気づく方もいれば、鏡を見た時にハっとした、という方もいます。
脱毛が始まるタイミングは、妊娠後期〜出産後1ヶ月。
終わるタイミングは2〜3ヶ月の方もいれば、1年ほど続いてしまったという方もいます。
抜ける髪の毛の量も「髪のボリュームが減ってしまった」という程度の方、「地肌が見えるレベル」「ウィッグを購入した」、逆に「抜けなかった」という人など、人によって違います。
ただでさえ心配事が多く、ストレスが溜まりやすい時期に、髪のことで悩んでいたくはないですよね。
でも、産後脱毛は育毛剤で早めに改善することが可能です!
育毛剤で改善できるとはいえ、妊娠中はAGAクリニック等での薄毛治療はできません。
医薬品に指定されている発毛剤の多くは、血液やホルモンに直接働きかけるため、お腹の中に赤ちゃんがいる間は使用できません。
また、妊娠中でなくても、リアップなどの男性用発毛剤を女性が使用することは禁止されています。
子どもが生まれたあとでも、母乳で子育てをしている場合は医薬品での薄毛治療ができません。
ミルクで育てているという場合も、はじめに書いている通り、産後は女性ホルモンが不安定になる時期のため、肌もデリケートになってしまいます。
そこで妊娠中・産後のヘアケアにオススメなのが、医薬部外品の育毛剤です。
医薬部外品の育毛剤は、医師や薬剤師の判断が必要な成分が入っていないため、比較的安全に育毛ケアができます。
無添加の育毛剤を選べば、デリケートになった産後の頭皮にも安心して使えて、ヘアサイクルを正常な状態に導きます。
薄毛が気になる方はもちろん、産後早くカラーリングやパーマがしたい!という方にもオススメです。
育毛剤は医師の判断ナシで買えることが魅力ですが、妊娠中や産後はデリケートな時期でもあります。
心配な方は一度医師に相談してから使うようにしてください。